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DOES
ミニアルバム
「FIVE STUFF」

【初回生産限定盤】
■CD+DVD
KSCL-1812~KSCL-1813 ¥2,100 (tax in)
【通常版】
KSCL-1814 ¥1,785 (tax in)


■収録曲
1.イーグルマン
2.黒い太陽
3.タイニー・パンク
4.欲望
5.トゥデイ

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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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AJISAI〈2007/08/09掲載〉
2007/08/09@新宿RUIDO K4
AJISAI 【the Bouncing Soup Show 2007】


AJISAIというバンドの存在理由を再確認したステージ

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 「持てるもの全て注ぎ込みました。僕らはこのアルバムに人生賭けています」と、ヴォーカル松本がその決意のほどを表明した1stアルバム『sunny umbrella』。その言葉の通り、この『sunny umbrella』はAJISAIのターニングポイントとなる作品に仕上がった。その最高傑作を引っさげて、彼らはリリースのひと月前より関東ツアーを、そして8月1日のアルバム・リリースを経て全国ツアーへと旅立った。その数、3ヶ月で27本。3日に1本というハイペースでのツアーだ。この日のライヴは、翌日の水戸ライトハウスを皮切りにスタートする全国ツアーに向けての前哨戦とも言える、彼ら自身による企画イベントとなった。

 トリに登場した彼らは、1曲目にニュー・アルバムより「桜並木」を披露。囁くような松本の優しい歌声が、次第に熱を帯びたものに変わる。「桜」という日本を象徴する花の名前を冠したこの曲は、日本語の美しさを伝えたいという彼らの想いが結実した曲。松本の説得力のある歌声が、会場の空気を引き締める。須江のエフェクティヴなギター・サウンドが特徴の「送信エラー」は、ダンサブルな要素も持ったナンバー。続く「アンバランス」でも須江の冴えたギター・プレイは光り、曲の流れの中での目立ちすぎないギター・ソロには、彼のセンスの良さを感じた。

 「疲れて、もう音楽辞めちゃおうかなって思ったところに、親から“大丈夫か?”というメールが来て、強がって“大丈夫だよ”と返信をする」と、そんなエピソードに次いで演奏された「手紙」は、何かしらの決意を胸に上京した者には響く歌だろう。そして本編ラストに演奏されたのは、AJISAI第二章の始まりを感じさせる「アイコトバ」。無駄なものをそぎ落とし、必要最低限の音で静かに幕を開けるこの曲は、AJISAIの包容力を感じさせるもの。ステージでは若干の消化不良を否めないところもあったものの、彼らの心意気は充分に感じ取ることができた。そして、翌日からスタートするツアーへの意気込みをアンコールで「未来」に託し、全9曲のステージは終了した。
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 本編中盤で演奏された「とびら」で、とても印象的な光景を目にした。一人の女の子が、目をつむり、歌詞を口ずさんでいる。そして曲が終わると同時に開いたその目には、涙があふれていた……。AJISAIの楽曲には郷愁感をともなうものが多い。ノスタルジックで温かく、我々の日常に寄り添うように彼らの歌は存在している。彼女も、AJISAIの歌を心の支えに日々を過ごしているのだろう。年間100本、ライヴをやって移動して、またライヴといった日々を続けていると、「いったい僕らは何のために音楽を続けているんだろう」と、ふと不安に思うこともあるかもしれない。松本がMC で「もう音楽辞めちゃおうかなって思った~」と語ったように、弱気になることもあるだろう。だが、彼らには音楽をやり続ける理由がある。涙した彼女と、生き生きとした表情でステージに立つ4人の姿を見て、AJISAIというバンドの存在理由を再確認した。

●取材・文/田上知枝、撮影/東京神父

⇒AJISAI 2ndミニ・アルバム『キミスキセツ』インタビュー
⇒AJISAI 2ndアルバム『sayonara terminal』インタビュー
⇒AJISAI オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-10-28 14:57 | ライヴレポート
SHAKA LABBITS〈2007/07/14掲載〉
2007/07/14@Zepp TOKYO
SHAKA LABBITS
【the Bouncing Soup Show 2007】


現在のバンドとしての好調さをはっきりと語ってくれた、
オールスタンディングでのステージ


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 5月23日、久しぶりにSHAKALABBITSのライヴを渋谷C.C.Lemonホールで観た。デビューして間もなくの頃に観て以来だから、それからもう10年近く経っている。そして、バンドの成長ぶりに、ストレートに驚いた。演奏力、パフォーマンス、オーディエンスとのコミュニケーション能力のどれを取っても見違えるようだった。バンドの基本には、とても個性的な楽曲作りがあり、何より、歌を伝えることに対するメンバー4人の集中力が素晴らしかった。7月にはZepp TOKYOでライヴがあるという。このステージがオール・スタンディングでどう変化するのか、見届けたかった。早速、取材を申込み、すぐにオーケーが出たので、レポートさせてもらうことにした。

 7月14日、お台場。刻々と大型台風が近づいている。が、Zepp TOKYOに一歩足を踏み入れたら、台風よりすごい熱気。ツアー最終盤のライヴへの期待で、C.C.Lemonホールとは少し異なる興奮が渦巻いていた。興奮と言っても、オール・スタンディングならではのバンドとの親近感が、リラックスした熱になっているのだった。ステージ左右にはメンバーと旅をともにしてきたキュートなオブジェが置かれている。それが、これからSHAKALABBITSと一緒に向かうことになるファンタジー・ワールドの入口にあるゲートに見えた。

 5分遅れでスタート。まずはステージ一杯に蝶が舞うアニメ・フィルムが映されると、大歓声が上がる。コンピューターの打ち込みにTAKE-Cのギターのアルペジオが重なると、すぐにUKIが「ダズリングスープ」を歌い出した。エスニックな香りのする独特のメロディが、緊張感と懐かしさで会場を満たす。C.C.Lemonホールよりずっとスパイシーな雰囲気に応えて、ステージ右にある一角獣のオブジェが今にも歩き出しそうだ。サビでテンポが倍になる部分を、KINGのベースが上手くリードする。
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 次の「少年と白い犬」で一気に盛り上がろうとする客席を、MAHのドラムが落ち着いてコントロールする。メンバー各自が曲に対する想いをしっかり持って役割を果たし、イメージを寄せ合ってライヴの色彩と方向を決めていく。SHAKALABBITSのこのツアーのライヴをもう一度、観に来て良かったと思った。

 4曲目までの第一ブロックは、C.C.Lemonホールと同じ曲目だった。しかし、ニュアンスはかなり明け透けで、ライヴハウスのダイレクトさを充分に活かしている。
「ヤーヤーヤー、こんばんは、SHAKALABBITSです。ようこそ、皆さん!ギュウギュウなので気を付けて、色んな楽しみ方でみんなでライヴを作っていきましょう」。
UKIが最小限の言葉で、オーディエンスとバンドをリードする。ライヴでのお喋りのことを「MC」と言うが、これは「マスター・オブ・セレモニー」の略。つまり大勢の人間が集まって行なう儀式の仕切り役のこと。まさにUKIは“マスター”だった。

 ここからライヴはオール・スタンディング仕様。超アップテンポのスカ・ビートの「CAN’T ESCAPE THE CHOCOLATE SYRUP」。怒濤の第二ブロックで、ステージと客席は完全に一体になった。面白かったのは「IT’S OUR SECRET」のドラム・ソロ。タムのチューニングが絶妙で、まるでドラムが歌っているように聴こえたのだった。
 次のMCはベースのKINGの番。「皆さん、お久しぶり。元気でした? 今夜はサタデーナイト・フィーバーだよ。やられちゃってください」。

 第三ブロックはバンド側が主導権を握って、攻撃的なナンバーが並ぶ。TAKE-Cはギターをレスポールからテレキャスターに持ち替えて、刺激的なサウンドを次々に繰り出す。アレンジも面白く、ヴォーカルとギターだけのシーン、ヴォーカルとベースだけのシーンがあって、聴かせ方がバリエーションに富んでいる。こういう点もSHAKALABBITSのライヴの大きな魅力だろう。「モノローグ」の歌詞がドーンと胸に飛び込んできたのが印象的だった。また「ROLLIE」ではオーディエンスが歌いっぱなし。歌の心をバンドと会場が共有するシーンは感動的だった。

 ライヴも終盤だ。「上手じゃなくてもいいから、一人一人の飛び方で目の前の壁を越えよう」とUKI。始まった「Ladybug」で客席の中に紙吹雪が舞う。歌とシンクロして、美しい場面となった。最後はプッシュの効いたナンバー「Raise up」。ドラムの前にTAKE-CとKINGが集まって、お互いアイ・コンタクトを取りながらの演奏だ。歌詞と相まって、バンドらしい一体感が醸し出される。終わってみれば、ほとんどMC は無し。音楽ですべてを言い切る潔さに溢れるライヴだった。
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 終演後の楽屋通路でメンバーに会うことができた。久々にSHAKALABBITSのライヴを観たことを話すと、UKIが「今日はモニターの状況が分からなかったので、メンバーお互いを目で感じながら一緒にやろうって日だったんですよ」と教えてくれた。続けてTAKE-Cが「以前はライヴ中に誰かが失敗して気分が落ちると、みんながダウンしてたけど、今はみんなで挽回できるようになった」と、現在のバンドとしての好調さをはっきりと語ってくれた。

 この翌々日、SHAKALABBITSはツアー・ファイナルを横浜ブリッツで無事やり遂げて、レコーディング期間に入った。バンドとしての充実が来年の春にどんなアルバムを生むのか。楽しみに待つとしよう。

●取材・文/平山雄一

⇒SHAKA LABBITS オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-10-28 14:36 | ライヴレポート
the pillows〈2007/07/19掲載〉
2007/07/19@Shibuya O-EAST
【the pillows Wake Up! TOUR】


18年のキャリアを誇る彼らの嬉しい驚きがたくさんあったライヴ

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 the pillowsは、ギターロックの魅力のすべてを備えているバンドだ。ビート最優先のすっきりしたアンサンブル。両足を踏ん張って、ギターをマシンガンのように構える。その一瞬後に、高くジャンプするカッコいいアクション。シンプルにしてパワフルというギター・バンドの正攻法を、the pillowsはデビュー以来キープし続けてきた。

 ステージ後方の壁に吊られたフラッグには“since1989”の文字。18年のキャリアを誇るthe pillowsの【Wake up! Tour】序盤のライヴには、嬉しい驚きがたくさんあった。ステージに4人が登場すると、会場は一気に爆発寸前にまで盛り上がる。が、バンドは慌てない。真鍋が単音のギター・リフを淡々と弾き始める。「淡々と」といっても、客席の熱気に水を差すわけではない。爆発しそうなオーディエンスの熱気を、一定方向に導くかのようなリフだ。これから始まるバンドと客席のコミュニケーションがスムーズに運ぶように、観客をまとめていく。「こんなことがギター一本でできるなんて」と、まず驚かされた。すかさず真鍋のギターに山中のギターが絡み、ドラムの佐藤とベースの鈴木が加わって、ライヴが始まった。

 ステディなダウンビートでじっくりオーディエンスを盛り上げていく。「久しぶり!」と山中が話し出す。「今回のツアーはどの街でも楽しくやれてるよ。今夜もよろしく!」。次の曲のイントロが始まって、歌い出す直前、山中が鮮やかなジャンプを決めた。ピットからゴーサインが出たレーサーのように、バンドが猛然とダッシュする。山中と真鍋のギター合わせて12本の弦が、色彩感豊かな和音を構成する。ギター・バンドの理想のサウンドだ。一方で、佐藤のドラムは決めるところはビシッと決めているのだが、必要以上の力は入っていない。グルーヴがとても軽快。とっくにベテランの域に到達しているのに、バンドとしての印象はきわめてフレッシュというthe pillowsの魔法に、また驚かされた。
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 「今日のO-EASTも、最終日のZeppもアッという間に売り切れ。何か、おかしなことになってるぞ(笑)。色んな音楽が溢れる中、the pillowsが好きで好きでたまらないという変わり者の君達に、感謝を込めて贈ります。『BOAT HOUSE』!」。嬉しいプレゼントにオーディエンスも歌いまくる。モッシュやダイブは起こらないけれど、すさまじい一体感がO-EASTを埋め尽くす。
「このツアーはステージ以外も調子が良くて、ホテルでもう5曲、新曲を作った」と山中が言うと、客席から「天才!!」の声が掛かる。「そんなの、自分で分かってる(笑)。次のアルバムは絶対いい!」。自信満々の傑作アルバム予告宣言が飛び出した。

 後半はビートも盛り上がりも加速。一曲一曲が短いthe pillowsナンバーが効を奏して、素晴らしいスピード感をキープしたまま、本編が終了。
アンコールは8月15日リリースのニュー・シングル「Ladybird girl」を中心に、さらにヒートアップ。フロントの3人がギターとベースを捧げ持ったまま演奏するなど、ユーモアも余裕もたっぷりだ。汗びっしょりでメンバーが引き上げ、終演のBGMが流れても、大きな拍手が鳴り止まない。と、メンバーが再度、登場した。「お前ら、もう帰れ!(笑)」。オマケとしてthe pillowsは心に沁みるミディアム・バラッドを歌ったのだった。

 ひたすらギター・ロックの最前線を走ってきたバンドは、歌詞がしっかり届くようになって、彼らの先祖であるザ・ジャムやストラングラーズなどのバンドの存在感に近づいていると感じた。また、真鍋は白のレスポール・スペシャル一本でステージを通した。山中も白のフェンダー・サイクロン一本。その潔さに驚いた。やっぱりthe pillowsは最高のギター・バンドだ。
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 終演後、楽屋を訪ねた。じつは僕が山中くんに初めて会ったのは、20年くらい前。札幌のストリート・スライダーズのライヴの楽屋だった。まだ高校生だった山中くんは、当時、最高にスリリングな2ギターの絡みを聴かせるスライダーズのライヴを小樽から観に来ていたのだった。そんな懐かしい話をしながら、「ツアー、楽しそうだね」と言うと、「楽しいですよ」と山中くん。「前はステージでほとんど喋らなかったのに、MC、上手くなったね」「カンベンしてくださいよ(笑)」「それに、the pillows大ブレイクの予感を、初めて感じた」「僕ら、ずっと、大ブレイク狙ってきたんですけど(大笑)」。

 自信とキャリアに裏打ちされた明るさが、ステージにも楽屋にも溢れている。おそらくthe pillowsのヒストリーの中で屈指の出来となりそうな【Wake up! Tour】は、秋まで続く。

●取材・文/平山雄一

⇒the pillows オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-10-28 13:56 | ライヴレポート
THE NOVEMBERS〈2007/08/15掲載〉
2007/07/13@渋谷屋根裏
THE NOVEMBERS 【首 Vol.5】


切れ味鋭いナイフが放つ光は、何よりも美しく輝き、
危険を承知しながら見入ってしまう

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 何かに取り憑かれたかのように音に対峙する4人の姿を目がとらえる。と同時に耳に飛び込んでくるのは、オルタナティヴな響きを持った凄まじい轟音。音の渦に飲み込まれたら最後、THE NOVEMBERSのあまりに衝撃的なステージに、我々は心臓が凍りついたような衝撃に見舞われる。

 THE NOVEMBERSは、2005年3月結成。その年の9月に小林祐介(Vo)、松本健吾(g)、高松浩史(b)、Yoshiki(ds)という現在のメンバーが揃う。これまでに発売した3枚のデモCDは、いずれもハイラインレコーズ委託チャートにて最高位1位を獲得するなど、数週にわたってチャートを賑わした。

 その彼らがオーガナイズする企画イベント「首 Vol.5」は、sun、blgtz、おとぎ話を迎えて行われた。そのトリを飾ったTHE NOVEMBERSのステージを見ながら、私は手元のノートに、こうメモしていた。
 「衝撃」「焦燥感」「暴力的。だが美しい」「ロマンティック」
「暴力」と「ロマンティック」...... 一見、同列に扱われることがなさそうな言葉だが、それが成立してしまうのが彼らのステージなのだ。

 憎いほど彼らによく似合う真っ赤な照明の中、1曲目の「chernobyl」のイントロが流れる。芯のあるギターサウンドに、小林のファルセットが乗り、緩やかながら緊張感を伴うスタートとなった。2曲目「ブルックリン」での小林のまくしたてるような早口がよりいっそうの緊張感をもたらし、続く「Exit」へ。松本のカッティングギターが実に印象的なこのナンバーは、彼らの代表曲とも言えるだろう。松本は、何度も何度もギターを肩まで持ち上げ、床に打ち付けるかのように振り下ろす。

 ミディアムテンポの「marble」は、サビで感情が一気に爆発するエモーショナルなナンバー。「バースデイ」は、メロディは明るいのに、なぜか立ち尽くしてしまう。気づけば、彼らのサウンドに心を突き動かされっぱなしだった。

 だが、なんといっても圧巻だったのは、本編最後に演奏された「白痴」。この上ない迫力で彼らが投げかける言葉が、心を直撃する。ストイックなまでに一心不乱に音に取り組む4人の姿は、暴力的だが美しく、思わずゾクッとさせられてしまう。アンコールで「ガムシロップ」を演奏した4人は、耳をつんざくギターのノイズが鳴り止まぬ中、ステージを後にした。

 切れ味鋭いナイフが放つ光は、何よりも美しく輝き、危険を承知しながら見入ってしまう……。緻密に作り上げた音像を、その瞬間から壊しにかかるTHE NOVEMBERS。彼らは、そんな矛盾するバランスで成立しているバンドだ。それはとても刺激的で、大きな衝撃を我々に与えてくれる。

●取材・文/田上知枝、撮影:東京神父

⇒THE NOVEMBERS 1stミニ・アルバム『THE NOVEMBERS』インタビュー
⇒THE NOVEMBERS 1stアルバム『picnic』インタビュー
⇒THE NOVEMBERS 2ndミニ・アルバム『paraphilia』インタビュー
⇒THE NOVEMBERS オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-10-28 13:43 | ライヴレポート
小谷美紗子① 〈2010/05/07掲載〉
小谷美紗子
ミニ・アルバム『ことの は』


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子供の時に知っていた善と悪――
それが今でも私の基準


新作『ことの は』は、3年振りとなる5曲入りミニ・アルバム。その間も、小谷は“凛として時雨”や、“向井秀徳アコースティック&エレクトリック”、“毛皮のマリーズ”などとステージを共にしている。そのピュアなシンガー・ソングライターとしての才能は、ジャンルを軽々と飛び越えて圧倒的な支持を集めてきた。レコーディング・メンバーは、ライヴも共にしている玉田豊夢(Ds.)と山口寛雄(B.)で、ピタリと息の合った超絶アンサンブルを聴かせてくれる。それに何より、曲が良い。さっそうとしたリズムが楽しい新曲「日めくり」や、ライヴの人気曲で音源化が待たれていた「手紙」など、期待をはるかに上回る内容だ。優しい歌声が、なぜコワモテのミュージシャンに愛されるのか。その辺りを中心にニュー・アルバムを語ってもらった。

●取材・文/平山雄一

⇒小谷美紗子 インタビューへ
⇒小谷美紗子 オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-10-28 12:25 | インタビュー
小谷美紗子② 〈2010/05/07掲載〉
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◆今回は、大事な人を元気づけたいという、人を励ますモードだった

エキサイト:アルバム制作はいつごろ始まったんですか?
小谷:アルバムをリリースするっていうつもりもなく、イベントに出たりライヴ活動をしていて、そんな時に、そろそろ出しましょうよってスタッフに言ってもらって。制作の準備に入ったのは、昨年の10月くらいですね。「手紙」と「青さ」は2年くらい前に書いた曲。その他の3曲は、新たに書きました。
エキサイト:すっきりしていて、聴きやすい曲が並んでいますね。
小谷:この5曲以外に、もっとゴリゴリの曲もあったんですけど(笑)、今回入れるにはバランスが悪いなぁと思ったので、次のアルバムに入るんじゃないですかね。
エキサイト:ゴリゴリの曲も早く聴きたいなあ(笑)。今回は「手紙」をはじめ、ストレートに歌詞が心に飛び込んでくる。
小谷:人を励ますモードだったんですね。大事な人を元気づけたいなって気持ちが大きかったので、歌詞もそういうものが多い。実際、自分の親友とか家族が苦しんでいたり、そういう相談を受けることが多かったので、それに応える気持ちで曲を書きました。
エキサイト:本当にそういう歌が多いね。ところで、小谷さんのパブリックイメージは“ピュア”とか“潔い”ってよく言われますけど、そう言われるのは嬉しいことなんですか?
小谷:潔く生きたいっていう願望はありますけど、実際にそういう生き方をしているかっていうのは、皆さんが決めることなので。
エキサイト:“ピュア”というのは、ある意味、子供のままというようにも受け取れますね。
小谷:確かに、自分の中で子供のままで止まっている部分は大きいです。歌詞は、子供の時に知っていた善と悪を基準に書く。
エキサイト:子供の時に知っていた善と悪というと?
小谷:単純に分かりやすい、善と悪っていうか。大人になると色んな理由がありますよね。悪なんだけど、それには事情があったり、善なんだけど、それは綺麗事でとか。でも、私が基準にしているのは、そういうことではない。子供の頃に学校や親に教えられた善と悪。それはやったらダメ。なんでかっていうと、自分がやられたらイヤでしょうっていう。そんな、すごく簡単に分かる善と悪が、私は大人になった今でも正しいと思っていて、それを大事に書いてます。たとえ相手に怒りをぶつける曲であっても、第三者が聴いて、イヤな想いをしたり傷ついたりする曲には絶対にしたくない。世の中に文句を言うみたいな曲であっても、それを聴いて傷つく人がいたらイヤだなって。
エキサイト:シンプルだけど、それが一番信じられることなんですね。男はオヤジになりたがりっていうか(笑)。悪の事情とか綺麗事を飲み込もうとしちゃう。
小谷:そうなんですか(笑)。
エキサイト:そんなことも含めて『ことの は』っていうタイトルが興味深かった。
小谷:アルバムタイトルは、全曲が揃ってから付けました。自分としては“あいうえお”でもよかったんですが。
エキサイト:それはシンプル過ぎ(笑)。
小谷:新しく書いた3曲は、日本語の綺麗な部分を表現できる曲にしたいなって思って。アルバム全体を通しても、そうしたかった。私は普段、英語で歌うことが多いんですけど、今回はあえて日本語で統一してみようって。出来上がってみたら、自分の思う通り、日本語の綺麗な部分が表現できたなって思う。言葉を大事にできたなっていうのもあって、そのままの言葉をタイトルに……それこそ潔く付けてみたって感じです。
エキサイト:“言の葉”も古くて良い日本語だけれども、もうひとつ“言霊(ことだま)”っていう言葉もある。
小谷:そうですね。自分としては、昔から歌に魂を込めていて、それは変わっていないんですけど、今回テーマにしたのは日本語の響きのほう。なんでそう思ったかっていうと、最近、日本語が崩れているなって思って。たしかに、新しい言葉や流行り言葉で面白いものもたくさんあるけど、間違った日本語もあって。たとえば、小学生くらいの女の子が、「私わぁ」って書いてみたり。間違って使っているのならまだしも、間違っていることにすら気付かずに使っている子もいて、そう考えたら、ちょっと怖いなって思って。ニュースでも、たぶんおじいちゃんおばあちゃんが分からないだろうなって言葉もたくさん出てくる。自分は不特定多数の人に言葉で何かを問いかけたり、メッセージを送ることのできる立場にいるから、まず私から日本語を大事にしていこうかなって。人に言う前に自分が日本語の綺麗さを音楽で表現するっていうことをやってみますっていう気持ちでした。

◆何かを伝えたいっていう強い気持ちがないと、こうして作品は出ていない

エキサイト:今回、途中で、英語で歌いたくはならなかったですか?
小谷:英語って、どんなメロディにも綺麗にはまって、オールマイティなんですよね。今まで英語の歌も歌ってきて、日本語の歌も歌ってきて、何となく自分の中で日本語での歌詞の書き方っていうのが見えてきたんですね。どんなメロディでも、日本語英語って分けずに書けるような予感がして、今回は自分を信じてやってみようって。不思議と苦労もなく、日本語のまま書けましたね。
エキサイト:「手紙」は、ダイレクトな日本語として強く心に入ってきた。「線路」も、何か原風景がある気がして、好きだな。
小谷:特に原風景っていうものはないです。友達が、ちょっと落ち込んでいるっていうレベルでなく、誰かを憎んでしまうほど落ち込んでいて。その殻から出てこられなくなっている友達を励ますために、私なりに解決策を考えていたんですけど、けっきょく解決策はなくて、こういう言葉で励ますしかないなって想いで歌詞を書きました。
エキサイト:そういう真っ直ぐな気持ちが、たくさんのミュージシャンの支持を受けているのかもしれないですね。それにしても、3年は待たせ過ぎ(笑)。
小谷:(笑)。ただ、けっきょくは何かを伝えたいっていう強い気持ちがないと、今回もこのアルバムは出ていなかったと思うんですよね。「線路」にしても、実際にそういう友達がいて、ギリギリだったのかなって。
エキサイト:一方で、「日めくり」とか、リズムが楽しい曲もある。
小谷:「日めくり」や「空の待ち人」はメッセージが先じゃなくて、ドラムから作ったんですよ。玉田豊夢くんに何パターンかリズムパターンを録ってもらって、その中から2つ選んで。
エキサイト:それと、全体にピアノの音が素晴らしかった。
小谷:あ、それは嬉しいです。これまで、レコーディングはしたことがなかったけど、プリプロで使ったことがあるスタジオにあるピアノの“鳴り”が良くて、「あそこのピアノ良いね」ってスタッフと言っていたんです。今回はそこで録音したんですけど、「青さ」と「手紙」も一発録りだし、何日もかけてピアノを録ったわけではなく、魂だけで乗り切ろうとするレコーディングだったんですよ(笑)。歌も一日に3曲録ったり。「空の待ち人」なんて、朝の5時頃の声です(笑)。
エキサイト:友達のことも含めて、やっぱり3年ぶり、っていうか、このタイミングでこそ『ことの は』は生まれたんだ。
小谷:そうだと思います。うん、タイミングが良かった。
エキサイト:今回のツアーでは、この5曲はやるのかな?
小谷:「日めくり」はリハに入ってみないと、できるかどうか分からないんですけど(笑)。ピアノと歌と別々に録ったんですけど、変拍子で、すごく大変な穴にはまって(笑)。
エキサイト:でも、やるでしょう! やるんですか? やらないんですか?(笑)
小谷:アルバムの1曲目だし……やると思います(笑)。
エキサイト:楽しみにしていますね(笑)。

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by ex_musicmall | 2010-10-28 12:14 | インタビュー
小谷美紗子③ 〈2010/05/07掲載〉
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ミニ・アルバム
『ことの は』


発売日:2010/05/21
品番:RDCA-1014
価格:¥1,600(税込)

<収録曲>
1.日めくり
2.青さ
3.線路
4.空の待ち人
5.手紙

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by ex_musicmall | 2010-10-27 21:05 | インタビュー
毛皮のマリーズ① 〈2010/04/21掲載〉
毛皮のマリーズ
メジャー・デビュー・アルバム
『毛皮のマリーズ』


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想定外のメジャー進出の真意は?

前作『Gloomy』は、2009年最大の問題作だった。「悪魔も憐れむ歌」や「人生Ⅱ」などの曲タイトルを見ればわかるように、内省を極めたあとにしか現われないポップな哲学ミュージックは、関係各所に大きな衝撃を与えた。シングル「ビューティフル」にその予感があったとはいえ、『Gloomy』はリスナーのガードを軽く叩き壊し、毛皮のマリーズは快進撃を開始。今年、メジャーデビューを果たす。ただし、多くのロック・メディアは彼らのメジャーへの移行を“予想外”と報道。このリアクションこそ、じつは毛皮ズの本質を言い当てている。果たしてエッジを尖らせたまま、メジャー進出はかなうのか? ビジュアルも含めバンドの真実を饒舌に語り出した毛皮ズ志磨遼平に、ニュー・アルバム『毛皮のマリーズ』について聞いてみた。

●取材・文/平山雄一

⇒毛皮のマリーズ インタビューへ
⇒毛皮のマリーズ オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-10-27 20:55 | インタビュー
毛皮のマリーズ② 〈2010/04/21掲載〉
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◆これまで、ずっと熱に浮かされて音楽を作ってきたけど、今回初めて“平熱”で作れた

エキサイト:『毛皮のマリーズ』は、前作と打って変わって 明るく開けたアルバムだね。
志磨:『Gloomy』は必死こいて作りましたからね。「もう音楽はできない」っていうのを音楽にするっていう作業でしたから、ある意味、“ショック療法”ですよ。最後の曲を録り終わって、完治したっていう(笑)。なので、すぐに次を作りたくなって、昨年の春には今回のアルバムの曲が出来だして。
エキサイト:人生最大の悩みが“完治”して、次はどんなアルバムを作ろうと思ったの?
志磨:スタンダードなロックンロール・アルバム。もう一度、音楽ができるだけで嬉しくて、悩む前とは気分がまったく違っていました。
エキサイト:メジャー・デビューを意識して作り始めたの?
志磨:いや、たまたま時期が重なっただけで。『Gloomy』で“ミソギ”を通過して、「あ、毛皮のマリーズって、こういうバンドなんだ」って自分で客観的に分かり始めて、じゃ、次のアルバムはバンド名をタイトルにしよう、春に出すならこういう曲を入れようって思って。わりと冷静に始まりましたね。これまで、ずっと熱に浮かされて音楽を作ってきたけど、今までで初めて“平熱”で作ったんじゃないかな。そんな時にメジャーの話が来て。
エキサイト:メジャーの誘いは、いいタイミングだったんだね。“平熱”で作れたっていうことは、少年時代に夢見ていた音楽に近いものになったのかな?
志磨:イメージは近いですね。ただ、子供の頃よりもさらに音楽が好きになっているだけに、こだわるところはこだわりました。今回のアルバムは、カッコいいロックスターになりたい! っていう少年時代の夢は変わらずに、28歳まで色んな音楽を聴いてきたうえでリラックスした音楽になったと思う。
エキサイト:以前の曲を録り直していたりするね。
志磨:「悲しい男」は21歳の時の曲なんですけど、地に足の着いたロックンロールをやってみたかった。だけど、あの頃は結果「アイツら、背伸びしてるな」ってずっと言われてきて。でも、そろそろ年相応かなと(笑)。
エキサイト:28歳なりの「悲しい男」! 今回は「晩年」って曲もある。
志磨:あえて「晩年」です(笑)。今回のアルバムが4枚目になるんですけど、 2~3枚目はたしかに背伸びしてあっちこっちに行っていたかもしれない。逆に、「サンデーモーニング」はあの頃じゃなきゃ書けなかった曲。今は作ろうと思っても無理。よく書けたな、だから今、もう一度レコーディングしてみようと。

◆僕らが何かのカウンターの一発目になれるといい

エキサイト:メジャー・デビューして変わったことってありますか?
志磨:顔が変わったって言われる。
エキサイト:そこかぁ(笑)。
志磨:フケた、とか(笑)。けど、元々、老成することに憧れていたから、いいことだ。嬉しいです。シワとか、もっと増えないかな。
エキサイト:(笑)。音楽的には?
志磨:レコード会社の人に「メジャーでやりたいこと、ありますか?」って言われて、アレンジが弱いから勉強したいのでアレンジャーを紹介してもらいました。今回、一緒にやってくださったAxSxEさんは、楽器に触れずにアドバイスしてくれたんですよ。曲はまったくいじらずに、宿題としてイントロとかを僕に考えさせてから選んでくれたので、胸を張って「これが僕らの曲です」って言えるものになりました。
エキサイト:いい距離感の付き合いだね。
志磨:「毒を食らわば皿まで」と思っていたんですけど、メジャーに行ってから悪い人に一人も出会ってない(笑)。インディーズ時代のほうが嫌な想いをしましたね。ライヴの予定が全然決まらなくて困っていた時、「ライヴなんて、打ち上げで呑みながら決まるんだよ」って言われて、そういうのが苦手だったから、「この人、何言ってんの。だったらスケジュールなんていらないよ」って。人間関係がうまくいってたら、ロックなんてやってないです(笑)。
エキサイト:わはは。
志磨:僕、バスケットボールをやっていたんですけど、いつもシュートばっかり狙ってたから「ボール、持ち過ぎ」って言われてたんですよ。で、絵とか曲は一人で作る。今もワンマン・バンドです。だから僕にとってモノを作るっていうのは、ずっと一人になることだった。それが、今回はピアノを弾いてくれた奥野真哉さん(ソウルフラワーユニオン)とか、よりたくさんの人と作業して、「これが社会生活なんだ」と思ったり(笑)。
エキサイト:今回、ビジュアルもすごい! アート・ディレクターの信藤三雄さんは、ミスチルからコーネリアスまで手がけている人じゃん。
志磨 : 初めてビジュアルを他人に任せました。今まではお金もセンスも足りなくて色彩感のないモノクロでやってきたんですが、今回はライヴを見てもらってから毛皮のマリーズを使って盛大に遊んでもらいました。何も言わなくてもイメージが一致して、そういうプロに出会えるチャンスがあって良かったなぁと思いましたね。
エキサイト:メンバーのビジュアルもすごいことになってる。
志磨:みんなも楽しんでやってましたよ(笑)。インパクトを持って出せる、中身と外見です。
エキサイト:メジャー・デビューにあたって、こうなってほしいなと思うことは?
志磨:たとえば僕らを好きな高校生バンドが、目の周りを真っ黒に塗って、お母さんのイヤリングをしてライヴをやってるところを見てみたい(笑)。僕らの時には、そういうバンドはいなかったですから。それは、今ある自分からの脱皮というか、ロックンロールの儀式ですよ。僕らが何かのカウンターの一発目になれるといい。敵をいっぱい作ろうと思ってます。ダテに友達少なかったわけじゃないですから(笑)。

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by ex_musicmall | 2010-10-27 20:52 | インタビュー
毛皮のマリーズ③ 〈2010/04/21掲載〉
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メジャー・デビュー・アルバム
『毛皮のマリーズ』


発売日:2010/04/21
品番:COCP-36083
価格:¥2,500(税込)

<収録曲>
1.ボニーとクライドは今夜も夢中
2.DIG IT
3.COWGIRL
4.悲しい男
5.BABYDOLL
6.バンドワゴン
7.サンデーモーニング
8.それすらできない
9.金がなけりゃ
10.すてきなモリー
11.晩年

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by ex_musicmall | 2010-10-27 20:38 | インタビュー


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