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1.イーグルマン
2.黒い太陽
3.タイニー・パンク
4.欲望
5.トゥデイ

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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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jealkbが2013年一発目であり、全国ツアー『崖淵薔薇ノ背水』初日のワンマンを開催
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2月9日、jealkbが3ヶ月ぶりのワンマンライヴを行なった。場所は渋谷CLUB QUATTRO。【崖淵薔薇ノ背水】と名付けられたこの日は、全国5ヶ所をまわる全国ツアーの初日でもあり、2013年の初ライヴでもあった。彼らにとってワンマンツアーは、2011年の【鳥薔薇ノ空】ぶりと、約1年ぶり。2012年は、バンドとしてのスキルを上げ、自らを鍛えるため、日本の音楽シーンを支える多くのロックバンドとの対バンを企画し、1年を通して【異色薔薇ノ歌合戦】と銘打った闘に生きた修行の日々でもあったのだ。

そして、彼らはその闘いの末、掲げた目標以上の成長を遂げ、ファイナルだったZepp Tokyo(2012年11月10日【御久薔薇ノ湾満】)の地で、いままで以上にエンタテイメントなライヴを見せてくれたのだった。そんな成長から、更なる一歩を踏み出すため、彼らは自らにまた一つ、試煉を与えた。それこそが、今回のツアー【崖淵薔薇ノ背水】。今回は、彼らの一つの武器でもある映像(VTR)を一切使わずに、純粋に演奏だけで勝負しようというもの。まさに丸腰での勝負となる。

18時10分。ライヴは幕を開けた。いつもはオープニングVTRからのスタートなのだが、この日は、edieeの影アナからの幕開け。ライヴのノリ方の説明や、注意事項を彼らしくアレンジし、会場の笑いを誘っていた。アットホームな時間が流れる中、SEが流れ、elsa、ediee、dunch、がステージに現れ、hideki、haderuがステージに揃うと、彼らは1曲目にとっておきのヘヴィナンバー「積極的受動人間」をぶつけた。「暴れろ! かかって来い!」と、曲中にhaderuが叫ぶ。「積極的受動人間」というシニカルなタイトルが物語るように、haderuが描いた独特な歌詞が挑発的にオーディエンスを煽った。これまで以上に部厚くなったサウンドと、いつもより荒々しい歌声。彼らは2012年という1年を無駄にはしていなかった。そう。彼らは、エンタテイメント性を重視したライヴスタイルであった【御久薔薇ノ湾満】とは違った、まぎれもない成長の形を、しっかりと見せつけてくれたのである。

中でも、驚くほどに力強く、まったく別の楽曲に聴こえるほど変化していたのは「恋心」だ。この曲は、いつもならセットリストの中盤に置かれ、哀愁を感じさせる切ない歌声で歌い上げられる歌モノなのだが、この日は、早い段階でセットリストに組み込まれ、「閉塞」からの流れで届けられた。攻め曲である「閉塞」からの流れだったこともあり、サウンドも重く、haderuの歌声も、心中の切なさを歌い上げるというよりは、心中の葛藤を吐き出すという印象の強い歌声だった。

「始まったぞ! 今日、ここからツアーが始まりました! 東京からのスタートは初めてなんだけど、今回は大阪がラストだから、もう東京はないんだぞ! 今日暴れないと暴れる時ないからな! オマエら! ここで吐き出せよ!」と、興奮気味にhaderuがフロアを煽っていく。「あ。あまりにも興奮して、いつもの“アレ”忘れたわ(笑)!」(haderu)。いつもの“アレ”とは、お決まりの台詞である。

「会いたかった?」(haderu)
「会いたかった~!」(ジュアラー=jealkbのファンの名称)
「ばぁ~か。俺たちのが会いたかったよ!」(haderu)

フロアは一斉に黄色い声を上げた。いやはや。このライヴスタイルも彼らにしか許されない武器である。

オープニングからここまでは、ジュアラーである証の赤いハンカチが巻かれた右手の拳が、力強く振り上げられていた硬派な景色であったのに、MCになったとたん、その景色は一変し、笑い声の耐えない空間となる。メンバーの発する一言一言や、メンバー同士の“さすが”なやり取りがエンタテイメントとなり、ライヴの演出となっていくのだ。まさに。jealkbにしかできない技、彼らの強みである。

今回のツアーは、純粋に楽曲を届けていくツアーにしたいという想いがあってのこと。それもあり、各地、セットリストをまったく違う流れで構成しなおすというのだ。それも自信の現れと言ってもいいだろう。彼らは、純粋にバンドとして戦えるスキルを身に付けたのである。

この日の見せ場となったのは、「嘆きのエンドレス」「killss」「歪ミイズム」の流れであっただろう。間髪入れずに届けられたこの3曲も、「恋心」同様に、太さを増したサウンドと、余裕を感じる奥行きのあるグルーヴを産み出していた。艶を宿したロカビリーテイストの「歪ミイズム」では、haderuがハープに初チャレンジする姿も見られた。またこの日、dunchも、初お披露目のdunchモデルのベースを使っての演奏であったことからも、彼らの音に対する意識の高さが伺えた。

「今回のツアーが失敗したら、バンドがなくなるかもしれないって覚悟でやってんだよ。おかげさまで、初日はソールドアウトしたけど、そんなんで満足してちゃいけないんだよ。いつまでもダラダラやってたってしょうがない。ツアータイトルにあるように、崖淵に立たされたつもりで頑張るから、ついてきてくれよ!」(hideki)

これこそが、このツアーにかける赤裸裸な想いだ。ジュアラーたちは、この言葉から、彼らが本気で初心に立ち返って向き合おうとしているのだということを、改めて受け止めていたようだった。しかし彼らは、自分たちのエゴをただただ押し付けようというバンドではない。「瞳・華」「オプティ」「恋する日曜日」が並べられていた中盤では、メンバーカラーのルミカ(物販のペンライト)でジュアラーたちに参加してもらってライヴを盛り上げるなど、“一緒に作るライヴ”を届けてくれたのだった。「全国ツアー行ってきます!」というhaderuの一声。たしかな手応えを感じたのだろう、彼らの表情は素晴らしく晴れやかだった。

音作りに、彼らの本気を感じた「DEADLOCK」。本来の楽曲の色を、ライヴでより鮮やかに変化させていった「瞳・華」。jealkbというプライドを感じた「ロザリオ」。そんなアルバム曲たちは、今の彼らを象徴する楽曲たちに育っていた。そして、<僕のBOOTSは底がすり減って 皮は破れ穴も空いてる でも捨てることができなくて 今も大事に使ってる><悔しい思いもしたけれど でもこのBOOTSだけは味方だった>と、そう歌われる「Boots」が本編ラストに届けられた時、私はそこに彼らの人生を重ねた。

彼らがこのバンドを結成した時、ここまで熱く、夢中になれるもう一つの人生を見つけることになるとは思っていなかっただろう。「所詮、芸人がお遊びでやっている暇つぶしバンドだろう」と言われ、悔しい思いをし、挫けそうになったこともあったことだろう。しかし、“日本武道館に立ちたい。ジュアラーを武道館に連れていきたい!”。いつしか、そんな夢を抱くようになった彼らは、自分に負けることなく、ただただ、がむしゃらに戦ってきた。そして彼らは今、これまでの経験の全てを糧とし、正真正銘、本物のバンドとなったのである。<悔しい思いもしたけれど でもこのBOOTSだけは味方だった> 今の彼らが歌うからこそ届く歌詞。そう思った。

5月11日に大阪でファイナルを迎える頃、これらの楽曲たちは、更に光を放ち、jealkbという可能性を広げることとなるだろう。
(取材・文/武市尚子、撮影/松井サトシ)
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⇒jealkb オフィシャルサイト

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by ex_musicmall | 2013-02-10 20:26 | ライヴレポート
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