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平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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MASS OF THE FERMENTING DREGS〈2009/04/15掲載〉
2009/03/29@渋谷CLUB QUATTRO
【MASS OF THE FERMENTING DREGS セカンドアルバム『ワールドイズユアーズ』リリースツアー】


マスドレの強い意思と素晴らしいミュージシャンシップ

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 ライヴ前のBGMがくるりの「ばらの花」に変わり、イントロのフレーズが流れ出したのを合図に会場が暗くなった。待ちかねたフロアから大歓声が上がる。それもそのはず、宮本菜津子(B.&Vo.)が声の不調を訴えて、2ndアルバム『ワールドイズユアーズ』のレコ発ツアーが延期になっていたのだ。まず登場した石本知恵美(G.&Cho.)は、腕をクロスさせて歓声に応えながらステージ右に行く。宮本はセンターに立って、ベースをチューニングして、水をひと口。ドラムスの吉野 功は左の端に座る。石本も吉野も宮本のほうに向いて演奏するセッティングが、マスドレのライヴの特徴だ。

 宮本が「みなさん、こんばんは。MASS OF THE FERMENTING DREGSです」と一言言って、3人がフルヴォリュームで一発、轟音を響かせる。すかさず石本がコード・カッティングを開始し、吉野のドラムがそれに絡む。このバンドの第一の特長である宮本のハイトーン・ヴォイスが流れ出す。短い英語のフレーズが耳に突き刺さる2ndアルバムの曲「She is inside,He is outside」だ。終わると宮本がピースサインをして、そのまま疾走するビートの「IF A SURFER」へ。石本のゴリゴリ鳴るギターの低音弦と、宮本のコード弾きのベース、とてもタイトな吉野のドラムが合わさって、強烈な音圧が生まれる。オーディエンスはそれに反応して「オイ! オイ!」と叫びながらうねり始める。終わって、宮本がまたニッコリ笑ってピースサインだ。久々の東京ライヴが嬉しくてたまらない様子が手に取るようにわかる。

 2曲でQUATTROをエネルギッシュなカオスに染め上げたマスドレは、次の「青い、濃い、橙色の日」で彼女たちならではの歌を伝える。宮本のベースとヴォーカルでスタートした後、他の二人が加わるのだが、たとえばベースとギターだったり、ベースとドラムだったり、トリオ編成の中での“二人のシーン”をとても効果的に使ってメロディを美しく聴かせていたのが印象的だった。また、ギター・ソロに行く前のたっぷりとしたブレイクが、このバンドの音楽性の豊かさを象徴していた。そう、無音の空間にも、音楽はあるのだ。

 「どうもありがとう。MASS OF THE FERMENTING DREGSです。2月のリリース・ツアーは喉を痛めてしまい、中止や延期になってしまってごめんなさいと言いたいです」と、まず宮本が詫びる。「今回のことでたくさんの人に心配や迷惑をかけてしまって、自分が一人じゃないと痛感しました。バンド活動には色んな人の力が必要で、普段、当然のように思っていたことが大事なんだと気付かせてもらいました。マスドレがこうしてあるのも、待っていてくれる皆さんのおかげです(涙)……。あー、もー、ありがとう! 泣いて、ごめんやで。みんな、楽しんで帰ってやぁ」と宮本が精一杯のコメントをして始まった「なんなん」が良かった。宮本の心の中の愛のイメージを映した言葉のコラージュのようなリリックを、石本のギターのアルペジオが包む。東ヨーロッパの民謡に通じるエキゾティックなメロディが聴く者のハートを揺さぶる。後半、宮本は歌の全体重をバンドのサウンドに預ける。バンドとの絶対的な信頼感がなければできないパフォーマンスだ。
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 このあたりから宮本の声のパワーが全開になり、ライヴは俄然、熱を帯びていく。ダンサブルな「delusionalism」、ギターのアルペジオが綺麗な「エンドロール」と、大胆さと繊細さが共存するMASS OF THE FERMENTING DREGSの本領が発揮される。

 ここでサプライズ・ゲスト。2ndアルバムの共同プロデューサーの中尾憲太郎がステージに呼び込まれる。「昨年、ちょっと新しいことをやってみようっていって、下北沢BASEMENT BARで初めてやった曲をやります。コンピ・アルバムに提供する曲なので、ライヴでできなくてもいいってことで、鍵盤で曲を書きました。そこでベースを弾いてくれた中尾さんが来てくれてます」と宮本が中尾を紹介。5/4拍子がカッコいい「ないものねだり」が聴けて、オーディエンスは大喜び。さらに「今日はもう一曲、鍵盤を弾きます。2ndの1曲目の『このスピードの先へ』は、レコーディングの時に締切が迫っていて実現しなかったアイデアがあって、いつかやりたいねって言ってた。それを今日やります。(中尾)憲ちゃん、この曲でベース弾くの、好きらしいよ(笑)」と宮本が言って始まった「このスピードの先へ」は素晴らしかった。宮本の言葉どおり、中尾のベースがドライヴしまくる。石本のギター・ソロもキマッてる。吉野のドラムがよく歌っている。もちろん鍵盤を弾きながらの宮本のヴォーカルが伸び伸びしていて、バンドの新しい一面を見ることができたのだった。

 そしてこの日のライヴでいちばん印象に残ったのは「skabetty」だった。ミディアム・テンポに乗って力強く弾き放たれる石本の線の太いギターに宮本の歌が乗った時、どこかで音楽の神様が彼女たちの音に耳を澄ましているような気がした。それは、容量の限界まで帯電した北極の空のように、今にも世界を神秘的な光で揺らそうとしているかのような瞬間だった。オーロラの輝きは美しい。しかし、その美しさは“極地”に行かなくては見ることができない。MASS OF THE FERMENTING DREGSは、どこまで行こうとしているのだろう。

 ライヴはアンコールなしですっきり終わった。1月の時点で二人はワンマン・ライヴについてこう語っていた。「お客さんとリアルタイムでエネルギーの交歓がしたい」(宮本)、「瞬間瞬間、ミラクルが感じられるのがライヴやと思うから、マスドレのライヴでそれを肌で感じてほしいな」(石本)。

 MASS OF THE FERMENTING DREGSの音楽の旅はまだ始まったばかりだ。鋭敏な音楽の中枢神経を張りめぐらせた彼女たちは、触れるもの触れるものを自分たちの音楽にして表現しようという強い意思を持っている。素晴らしいミュージシャンシップだと思う。どうか、丈夫で繊細な音楽を目指してほしい。
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●取材・文/平山雄一

⇒MASS OF THE FERMENTING DREGS オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-12-08 21:22 | ライヴレポート
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