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■収録曲
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2.黒い太陽
3.タイニー・パンク
4.欲望
5.トゥデイ

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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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小谷美紗子 / 毛皮のマリーズ / Jeepta / Qomolangma Tomato / 他〈2008/12/03掲載〉
2008/11/19@渋谷O-WEST
小谷美紗子 / 毛皮のマリーズ / Jeepta /
Qomolangma Tomato / The next! / MU-NYA
【LIVESTAR's FES Vol.6】


人気のライヴ企画第6弾は異色のキャスティング
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 第6回を迎えた今回の【LIVESTAR’s FES】は、ちょっと変わったキャスティング。毛皮のマリーズやQomolangma Tomatoといったドカドカバリバリのバンドが暴れるのは毎度のことながら、最後の最後に登場するのは孤高のシンガーソングライター小谷美紗子。しかも、いつものトリオではなく、ピアノの弾き語りでの登場なのだ。さて、今回はバンド達がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、そしてイベントのラストシーンには何が待ち受けているのか。わくわくしながらオープニングを迎えたのだった。

 まず最初に登場したのは、ガールズヴォーカル3ピースバンドのMU-NYA。いきなりギター&ヴォーカルの仲川がピンクのテレキャスターを轟音で鳴らして「Over the RAINBOW」を歌い出した。おそらく初めての大きなステージでプレッシャーがあったはずなのだが、思い切りのよいスタートだ。荒削りだが、しっかりと外に向かう音は、好感が持てる。オープニングアクトにふさわしい立ち上がりに惚れ惚れする。歌い終えて「どーも、おやすみなさい」と仲川。「ん? おやすみなさいにはまだ早いんじゃないの??」と思っていたら、2曲目のタイトルが「おやすみなさい。」だった。しかもこの曲、全然眠くない。ギターを細かく刻みながら、おおらかなメロディを仲川が歌う。そのメロディに、狩野が工夫を凝らしたベースラインでサポートする。が、コードを押さえる仲川の指のフォームが悪いのか、ギターのチューニングが気になったのが惜しかった。

 「どーも、ありがとう。MU-NYAです。今日は時間が短いですが、与えられた20分間、思いっ切りやります。もし明日、自分が死んだらと思って作った曲です」と前置きして歌った「時雨」が良かった。相変わらずギターの弾き方は乱暴だが、そんなことにおかまいなく突き進む仲川のヴォーカルに爽やかなパワーがあふれている。マイクに向かう左足がつま先立っているところに、歌いたいことをしっかり捉まえている彼女の気持ちが表われていた。
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 次のThe next! は、かなりクセモノ。シアトリカル(演劇的)なステージングで自分達の世界に観る者をぐいぐい引き込んでいく。先日も下北沢DaisyBarで彼らのライヴを観たのだが、思惑どおりオーディエンスを不思議な世界に引きずり込んでいた。また、このイベント直前のインタヴューでヴォーカル&ギターの小暮は、「体全部を使って表現しているから、ステージが高いほうがいい。足まで見えるでしょ。だからO-WESTは楽しみ」と語っていた。

 ギターの平野正哉はいつものようにアンガス・ヤング(AC/DC)ばりの半ズボンにブレザー&ネクタイ姿。手にはフライングVを抱えている。長身のサウスポー・ベーシスト黒沢法彦は、チビTにベルボトム。ドラムス建部貴之のTシャツには、マスクをしたナースがプリントされている。濃いメイクをほどこした小暮は、真赤なリボンタイを素肌に着けている。フロントの3人は裸足。まず小暮のギターがギャーンとフィードバックを起こす。しばらく放っておいて、メンバー同士がスタートする呼吸を探り、ドラムが鳴ると3人の裸足が飛び跳ねたのだった。

 前半は飛ばす飛ばす。ツインギターのリフで引っぱるポップチューンを立て続けに3曲。聴きやすいメロディと歌詞で、会場をぐいぐい先導していく。4曲目「ロードムービー」で小暮はギターを置いてマイクを手に取り、スタンドを蹴倒して怪しい世界への第一歩を踏み出した。オーディエンスは気付かないうちに The next!ワールドに引き込まれている。「最後の曲です」と小暮が叫んだのは、ライヴ開始からわずか12分後。なので、ほとんどの観客があっけに取られている。たたみかけるように「みなさん、心と体にお気をつけて」と小暮。大切な人への手紙を読み上げるように始まった「デッサン」に、会場はシーンと耳を澄ます。バックには平野のソフトなギターのアルペジオが流れている。センチメンタルでエキセントリックなThe next!の世界がこの時、渋谷に出現したのだった。

 あとはもう突っ走るだけ。「あの国の王様、この国の王様、連続殺人事件、テロ」などとつぶやき、さらに、「21世紀の小さな夜よ!」と突然叫び出す。スローテンポになったかと思うと、激しく速いビートへ。あっ、気がつけばこの一曲で13分が経っている。完全にThe next!ペースだ。たしかに小暮の言うように、ステージが高いほうがこの不可思議世界にはよく似合う。まだステージ全部を使い切れてはいないものの、また“高いステージ”でThe next!を観たいと思った。「作り物の世界で、あなたを待ってます」と言い残して、4人は帰っていった。
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 さて、Jeeptaは2ndミニ・アルバム『進化論』をリリースして只今全国ツアー中の伸び盛りのバンド。彼らの演奏力と表現力がどこまで成長を遂げているのか、興味津々でスタートを楽しみに待った。

 現われたJeeptaは、まずは一発、爆音を鳴らす。残る音の中で、ドラムス青木奈菜子がにっこり。続いてヴォーカル&ギター石井 卓がにっこり。どちらも今までステージでは観たことのないイキイキした表情だ。「こんばんは、Jeeptaです。よろしくお願いします」と石井。ライヴをするのが本当に嬉しそう。そう、これが彼らの成長のヒント。色んな場所で色んなオーディエンスの前で演奏してきたことで得た自信と緊張感が、バンドを開放している。

 choroのギターの超高速パッセージから、ダイナミックな「LOOP」が始まった。ベースのサトウヒロユキが、目に見えて腕を上げている。次の「フレグランス」で青木にもエンジンがかかり、一回りスケールの大きくなったグルーヴが会場を呑み込んでいく。4つ打ちビートなのだが、決して平板ではなく、ニュアンス豊かな16ビートが繰り出される。どんな速いテンポでも、どこか地に足が着いている感じがあるのが、Jeeptaの最大の特長だ。そんな持ち味が1stミニ・アルバムに入っていた「シナリオ」にも表われていた。

 「改めまして、Jeeptaです。僕達が大好きなこのイベントに、最多出場ということで嬉しいです。イベントのテーマ“ライヴにこそ真実がある”は、僕達も大切にしているキーワードです。ライヴスターになるつもりでやってます。自分達の音楽を信じながら、人の言葉も素直に受け入れる。この二つで成長していけたら素敵だなと思っています」と言って、「進化論」が始まった。Jeeptaの今を象徴する壮大なバラッドだ。<いつか見た川のように 真っ直ぐに また柔らかく>というフレーズが、文字どおりオーディエンスの心に素直に入っていく。以前のインタビューでメンバーは「進化論」を指して、「これが今の僕らの最高の作品」と口を揃えた。その言葉は、この日の演奏で証明された。前とは比べものにならない説得力があった。今回のツアーで培ってきた力をまざまざと見せつけられた。だから、続けて歌った「進化論」以前の代表曲「リコール」の成長した姿もすごかった。一触即発のスピードとスリルが最高潮に達した時、ライヴは終わった。
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 ふと気がつけば、会場はいつの間にか埋まっている。みんなが待っているのは、毛皮のマリーズだ。これまで「ポップなマリーズ」「ドロドロのマリーズ」など、さまざまな姿を見せてきたロックバンドが、またまたニュー・シングル「ビューティフル」で違う側面を出してきた。鋭くシニカルな視線をたっぷりのユーモアで包んであるから、大騒ぎしながら笑って踊って楽しめる。果たしてこの変身は何を意味するのか。今日のライヴで、この新曲をやってくれるのか。そんな想いにふけっていると、SEが流れ始めた。シャンソンの巨星エディット・ピアフの「愛の讃歌」だ。あー、ドキドキしてきたぞー。

 この痛快ロックバンドは4人編成。上半身裸のドラマー富士山富士夫、マッシュルームカットにレスポール・ゴールドトップを抱えた越川和磨、髪を後ろで一本に縛ったベーシスト栗本ヒロコ、そして上目づかいでオチャメなベストを着こなすヴォーカル志磨遼平。“ド”が付くほど正統派のライヴが始まる。富士山は基本的にはバスドラとスネアだけで一曲目「人生」を叩き切る。いっぽう志磨は右手を腰に当てて、細い体を激しく揺さぶりながら歌う。越川は両足をいっぱいに開いて踏ん張り、ギターを掻き鳴らす。栗本は背筋を伸ばして、淡々とベーシックに徹する。あまりにも潔いロックマナーだ。最初のピークは3曲目「ガンマン、生きて帰れ」だった。志磨がミック・ジャガーを彷彿とさせるアクションで、“エキサイト”をモチーフにアドリブで歌う。その間に<荒野を駆ける暴れ馬>という本来の歌詞を絶妙に混ぜ込む。2番目に出たThe next!が“夜に見る夢”だとしたら、毛皮のマリーズのそれは“白昼夢”。明るい日差しの下で、大好きな友達が連発するシュールなバッドジョークに腹を抱えて笑い転げるような快感が訪れる。

 そして「えー、新曲やります」と言って、いきなり「ビューティフル」が始まった。<私は人生複雑骨折 ドラマ型統合失調症>という出だしの歌詞をライヴで聴いた途端、もう一段強烈なマリーズの白昼夢に引きずり込まれた。先に音源を聴いてショックを受けていたが、ある意味、それ以上。志磨の突っぱねているようでいて人なつこいステージングが、この新曲の飄々としたメッセージを正確に伝える。<私は私より私と呼ぶべきガールと恋に落ち 涙が止まらない これが正義じゃなくてなんなのだ?>というフレーズに込められた、なんというユーモアとリアリティ! 志磨はスタンドごとマイクを客席に向け、こわもてのロックファッションの奥から優しい目でオーディエンスに笑いかける。最後の「ジャーニー」でドラムの富士山は椅子ごと後ろにひっくり返り、他のメンバーは彼をそのまま置き去りにして帰っていった。わははは、じゃーにー!!
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 ここまでくると、【LIVE STAR’s FES】はすでにロックイベントのめくるめく世界に突入している。エキサイトして上気した顔のオーディエンスの前に、すでに全開モードのQomolangma Tomatoが登場。ヴォーカルの石井が何やら叫ぶと、間髪入れず「Five senses-Five minutes」が始まった。すごい音圧だ。特にベースの山中のプレイの切れ具合がすごい。先日の代官山UNITでのワンマンライヴで機材トラブルに見舞われたギターの小倉も、今日は絶好調のようだ。しょっぱなから最高速を記録と思ったら、次の「商店街」がそれを上回る。我慢の効いたドラムス大工原のフィルが気持ちがいいほどのビートを繰り出す。

 それをまともに受けて、石井と小倉が吹き飛びそうになっている。石井はギターを持たずにハンドマイクでここまでパフォーマンスを鍛えてきた、最近では珍しいタイプのヴォーカリストだ。それだけに、彼の言葉の鋭さと到達力は抜群だ。圧倒的だったのは、4曲目に披露した新曲だった。荒んだビルの裏路地の描写から始まるこの歌は、一曲の中でリズムが次々に姿を変えて石井の心象を描きだす。みじめな姿で一人立ちつくしていても<淋しくはないさ>と石井が歌うと、それに応えてドラムとギターが激しくバトルを繰り返す。

 Qomolangma Tomatoが提示するのは、孤独を乗り越えるために一人一人が自分の音楽を磨いてぶつけ合うロックバンドの姿そのものだ。最後の「359°は捨てる」を歌う前に石井が言った<たったひとつのイメージに頼る。359°は捨てる>という言葉に、ひたすら音楽に集中する彼らの心意気を受け取った。
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 さて、イベントがいよいよクライマックスに達したところで、ステージ上の楽器やアンプがすべて取り払われて、グランドピアノが一台セットされる。激流にたたずむ大きな岩のオブジェのようだ。この異様な展開に、会場を去る人はほとんどいない。間もなく、小谷美紗子がステージに入ってくる。赤いハイヒールを脱ぎ捨ててピアノの前に座り、しばらく自由にピアノを弾いた後、鍵盤に両手を置いて残響を隅々までチェックするように鳴らしっぱなしにする。彼女がその音に耳を澄ませるのにならうように、会場は一瞬にしてシーンとなった。

 <森に隠れてあなたを見てた>と始まる一曲目「生けどりの花」は、悲しい歌。動けない花の、好きな誰かに気付いてほしいという想いを歌ったものだ。そのシチュエーションの意外さと、誰でも共感できる切なさとで、オーディエンスは金縛りにあったように動かない。さっきまでのバンドとは正反対のサウンド。しかし、歌詞は最強のロックバンドに匹敵するほどのシャープさだ。次の曲「Out」はピアノの表現力がさらに増して、10本の指によるアンサンブルは、それぞれがバンドのメンバーのように闘い、協調し合っている。何より小谷のヴォーカルが素晴らしい。ほとんどリバーヴがかかっていないのに、O-WEST全体に響き渡り、聴く人を包み込む。ひと息で歌うフレーズも、信じられないほど長くて、彼女が歌に込める深い想いを的確に伝えてくれたのだった。

 「こんばんは、小谷美紗子です。今日は他の出演者の方がいっぱい楽器があるのに、私は弾き語り。ちょっとアウェーなこういうイベント、好きです。そんなアウェーなステージが待ち遠しくて、興奮してます。そんなに興奮してるように見えないかもしれませんが、でも興奮してます。それが残ってくれたお客さんに届けばいいなと思います」。小谷は実際、イースタンユースや凛として時雨などのロックバンド中のロックバンドとこれまでジョイントライヴを成功させてきた。その成功は、見かけのスタイルや音楽性を越えた彼女の音楽に対する姿勢によるということが、たった2曲で会場に伝わってしまった。また、彼女が「興奮してる」と何度も言ったのは、我々“エキサイト”にかけて言ってくれたのかもしれないと思って、思わず微笑んでしまった。圧巻は「最後にお疲れ様の気持ちを込めて、思いやりをみんなに届けたい」と言って歌ったラストナンバー「手紙」だった。ピアノ弾き語りならではのバラッドで、いたわりを込めながらもこの世の赤裸々な真実を描く。<大事なことは痛みの中>というフレーズに涙を流すオーディエンスを、僕はたくさん観たのだった。

 今回の【LIVE STAR’s FES】はこれまでのものとは少し違っていたが、音楽の素晴らしさがこれまで以上に会場を満たしていた。“静”と“動”がガチでぶつかって、まるで最高の心のマッサージを受けた気分だった。
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●取材・文/平山雄一、撮影:ジョン・チーズバーガー

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⇒小谷美紗子 オフィシャルサイト
⇒小谷美紗子 ミニ・アルバム『ことの は』インタビュー
⇒【小谷美紗子 vs 凛として時雨】ライヴレポート
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by ex_musicmall | 2010-12-08 19:42 | ライヴレポート
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