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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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騒音寺&SCOOBIE DO〈2008/07/23掲載〉
2008/07/04@下北沢CLUB Que
【第18回 SHIMOKITAZAWA MUSIC FES.】


ニューロックシティ「京都」の顔役、騒音寺
VS 押して押して、煽りまくる、SCOOBIE DOの金メダル級のステージ


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 これはロックの王道なのか、それとも邪道なのか。独自のコンセプトで徹底的に鍛えられたロックンロール・ショーを売り物にする2バンド、騒音寺とSCOOBIE DOが火花を散らす。人生観を色濃く歌に反映させ、それを強力なリズムに乗せてビシッと届ける2バンド。オーソドックスなスタイルながら、客席を見渡せば若いオーディエンスがぎっしり。決してオールドスタイルではない証拠だ。王道ではあっても、邪道であるわけがない。さあ、毎年恒例の下北沢音楽祭の一貫としてCLUB Queで開催された“VS SERIES”注目カードの開幕だ。

 最初にステージに現われたのは騒音寺。くるりも一目置く、ニューロックシティ「京都」の顔役だ。キャリアは永いが、最近ようやく東京に頻繁にやって来るようになった。線の太い音楽性と、天才的な客いじりが評判を呼び、すでに下北沢や川崎で相当なポジションを築いている。SEはエレキの巨匠・寺内タケシの「羅生門」。マニアックな選曲だ。ドラムスはサウザー、ベースはCO☆HEY、二人のギタリストは銀色長髪&Tシャツ&ストラトの岡と、スーツ&真っ黒オールバック&ギブソン335のTAMU。ヴォーカルNABEは豹柄のジャンプスーツでもっとも正体不明。登場しただけでインパクトがある5人組だ。イントロに合わせてNABEが左右にポーズを決めて、アップテンポの8ビート「社会の窓から」でスタート。独特の視点から世の中を見つめるリリックなのだが、それを目いっぱい叫んだりはしない。70%の力でメッセージを伝えるあたり、やはりタダモノではない。
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 「フジロック、出演決定しました!」とNABEが第一声をあげると、「ウォー!!」と歓声が返ってくる。「いやいや、たいしたことないですから。苗場食堂の初日のトリ。ちょっと恥ずかしい」と、まずは得意の“引き技”。フジ出演ネタだけで押さないのが、騒音寺のツカミなのだ。「では、夏向きの曲をやります。夏と言えばTUBEか騒音寺。『フェンスに腰掛けて』です」。始まったのは60’Sグループサウンズ風のサマー・チューン。ルーツロックから古きよき歌謡曲テイストまでレパートリーにしているセンスが面白い。ガッツリ押しまくるフロント陣の背後で、335のTAMUが渋い裏メロギターを弾いている。カッコいいです。そんなロマンチックな曲の後はシャープなシャッフル「Body talk shuffle」、ゴリゴリのR&B「ニグロの血」ではオーディエンスがピョンピョン跳ねる。さらに<おーい、クスリ屋さん>と呼び掛ける「Drug store boogie」のクレイジーさ加減が快感至極だ。

 「あほうな仲間」ではオーディエンスの男の子をステージに上げて、一緒にダンス。その後、女の子も上げる。やっぱりね(笑)。NABEがカン高い声で<楽しい時間は短いぜ>と歌う「Life is beautiful」が、胸にジンと来る。この緩急の付いたロック・マッサージが気持ちいい。スカのリズムを織り交ぜたり、ダンサブルなリズムをうまく使って盛り上げる。そうしてオーディエンスの耳にしっかりと歌を伝える。ベテランなのに、伸び代充分。笑わせ踊らせながらのその手腕は見事で、堂々たる日本語詞使いバンドと見た。
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 満を持してSCOOBIE DOの登場だ。あったまった炎のような会場に油を注ぐ4人。暑苦しいったらないぜ(笑)。ヴォーカルのコヤマシュウのマウスハープがQueに響き、オカモト“moby”タクヤのドラムがQueの空気を一気に塗り替える。1曲目は「Beautiful Life」。「ぶっ飛ばして行こうゼエエエ」と叫ぶと、続けて「Back On」。これがすごかった。スカみたいなブギーみたいな強烈なリズムをぶちかました挙げ句に、オーディエンスに超難しいハンドクラップを強要する。あ、難しいと思ってるのは僕だけね、みんなはコヤマのクラップにぴったり合わせて叩いてるし。ナガイケジョーのチョッパーベース・ソロが炸裂し、息吐く間もなくドラムが♪タカタカドコドコ♪とタムを回して「Disco Ride」に突入。コードを刻むマツキダイジロウのギターの音がメッチャクチャいい。続く超速ナンバー「だめだこりゃ」まで突っ走る。

 「スウィーートソウルスィンガー、よろしく! 元気にしてるか? 早くもロックロールって遊び、始めちゃってます。騒音寺、そでから観てて、早くオレらもやりたいなって思ってました。ロックロールって名前のお祭りやろうと思ってます。どうですか? どうですか?」。もうマシンガンのようにコヤマはしゃべりまくる。これがSCOOBIE DOの芸風。“引き技”を有効に使う騒音寺とは正反対に、押し技一筋で会場全部を巻き込んでいく。リズムに集約されたテクニックをフルに活かしてのアンサンブルは、北京の金メダル級。スピード社の水着を脱ぎ捨てて泳いでいるのか、オマエらは!(笑)
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 きちきちタイトなドラム、間を活かしたベース、最高に敏感な部分をかき鳴らすギターが織りなす「Don't Stop The Music」で、コヤマはファンク・ダンスを踊ってみせる。細かく決まったリズムを大きなグルーヴで捉えていて、このバンドの音楽性の高さを感じさせるシーンだった。

 「Hey、everybody。楽しんでるか。今日のチケットはヤフオクで28万でも安いくらい。今から来るヤツは30万円だな、¥2,000ドリンク付きで」。会場から笑いが起こるが、コヤマは笑わない。そこが美意識、そこがSCOOBIE DOのテンポ。押して押して、煽って煽って。「騒音寺、初めて観たのは神戸のSTAR CLUB。この時代のバンドじゃねーと思ったね」。会場が大笑い。が、コヤマはマジな口調で続ける。「騒音寺、こんなバンド、昔にもいねーし、未来にもない。本気でファンキー。<飲んで騒いでイカ食って>なんて歌詞、他に絶対ない。普通は<飲んで騒いで夜が明けて>とかだろう? そうじゃないかい?」。

 かく言うSCOOBIE DOだって、時代を遥かに越えている。お互いをリスペクトし合うロックロール対バンイベントは、ラストまで1℃も下がらず、熱いまま終わったのだった。
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●取材・文/平山雄一、撮影:川合 泉

⇒騒音寺 オフィシャルサイト
⇒騒音寺 ベスト・アルバム『THE BEST OF SO-ON★G』インタビュー
⇒SCOOBIE DO オフィシャルサイト
by ex_musicmall | 2010-12-01 17:13 | ライヴレポート
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