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SABOTEN&SHACHI〈2008/07/02掲載〉
2008/06/20@新宿ACB
SABOTEN&SHACHI【AFRICAN MARTENS】


油断できないSABOTEN&徹底的にポップなSHACHIのステージ

SABOTEN&SHACHI〈2008/07/02掲載〉_e0197970_1171134.jpg
 5月にリリースしたスプリット・アルバム『AFRICAN MARTENS』のセールスも好調な2バンド、SABOTENとSHACHIが新宿ACBで対バン・イベントを敢行した。焦点の絞られているイベントらしく、開演を待つオーディエンスにもブレがない。足まわりも汗まわりもしっかり固めたボーイズ&ガールズがまさに“ソールドアウト”状態でフロアを埋めつくしている。スプリットが好セールスということは、どちらかのバンドが好きで、最近どっちも好きになったファンばっかりということだ。わいわいガヤガヤ、会場はいい雰囲気だ。

 まず、SABOTENのヤッソ-(B.&Vo.)が現われて「こんばんは!」とひと言。続いてサケ(Dr.)が立ったまま、シンバルを一撃。客席から「イェーイ」と歓声が上がる。すかさずキヨシ(G.&Vo.)が出て来て、いきなり「YELLOW RIOT」が始まった。おなじみのナンバーに、SABOTENファンは盛り上がる。が、しかし、もしこの時初めてSABOTENを観る人がいたら、演奏のタイトさに驚くことだろう。特に速い2ビートの安定したスピード感が、このバンドの最大の武器だ。
 
 「狭いけどね、走ることできますか? できますか?」とキヨシはアオりながら、彼にしか弾けない超速いギター・イントロを繰り出す。「行くぜ!マルゲリータ☆」だ。終わると、自分であれだけアオッておきながら「あー、しんどい」とキヨシ。これには場内爆笑。「気分悪くなるくらい遊んで帰りましょう!」と意味不明のMCにも爆笑だ。

 SABOTENの持ち味は、純粋に音楽を愛する気持ちをもって演奏しながらも、MCがちょっとひねくれているところ。油断できないのだ。たとえばキヨシは「オレ達は性格悪いんで……次は本当の愛を歌うぜ」と言って、『AFRICAN MARTENS』収録の「LOVE SONG」を歌い出す。もう一つ、たとえばサケが「今日はゆっくりやりましょう」と言った直後に、「みんなの感性に土足で入り込むんでよろしく」。訳が分からんけど、何かそこにはオーディエンスと繋がろうという意識が不思議な形で見え隠れする。
SABOTEN&SHACHI〈2008/07/02掲載〉_e0197970_117497.jpg
 5曲目「NO RAIN NO RAINBOW」はスプリット盤でSHACHIがカバーしていて、たぶん今日この後やることになっているのだが、キヨシは「はは、先にやっちゃいました。嫌がらせですね、これは」。演奏はとにかく見事だ。中でもサケのドラムはどんなに速いテンポでも確実にキヨシの歌をフォローし、ヤッソーのシンプルなベースと噛み合って迫力ある音圧を生み出す。2ビートも8ビートもブギーも、自由自在。ファンはニコニコして一緒に歌い出す。やはり圧巻は2ビート。「ACB史上最速です!」と気合いを入れて始めた「ウッヂー ザ サスペンダー」は、キヨシの言葉どおり目にも止まらぬ速さだった。

 「7月リリースのニュー・アルバム『SABOTEN ROCK』から、暗い歌を聴いてもらいます」と新曲「レジスタンス」をぶちかます。終わった後、「大丈夫かいな。みんな着いてきてる?」。上げたり下げたり、まさに精神のマッサージのよう。ラストは「狭いけど最高の円を描きませんか? 回れますか? 回れ! 回れ!」と「サークルコースター」。ド迫力のスピード・チューンで最後までフルスピードで駆け抜けたのだった。

 ほっとしてはいられない。少し水を飲んだら、もうSHACHIの登場だ。これまた元気な3ピース・バンド。先にhankn(Dr.)と HIDETA(B.&Vo.)がステージに上がり、サングラスのTAKE(G.&Vo.)が加わると大歓声が巻き起こった。オープニングは先ほどSABOTENがカバーした「BREAK OUT」だ。TAKEのリードヴォーカルに客席からハンドクラップが起こる。続いて『AFRICAN MARTENS』収録の新曲「FORWARD」。これはHIDETAがリードヴォーカルを取る。二人のヴォーカルがイーヴンにリードを取るのが SHACHIの武器。少し歪んだハイトーンのTAKEと、スウィートなHIDETAの声の対照が面白い。SHACHIのスプリット・ライヴらしいスタートに、ACBのフロアはストレートに盛り上がった。
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  「AFRICAN MARTENSイベント、3本目にして初めてトリを取ります。レコ発ライヴ、やりたかったパーティです」とTAKEが嬉しそうに叫ぶ。徹底的にポップなメロディと分かりやすいリリックが、ACBを熱くしていく。アップテンポもミディアムも楽しくしているのは、HIDETAのベースだ。あらゆるラインがメロディアスで楽しませてくれる。

 TAKEがしゃべり出す。「今日、そこにイギリス人が二人来てる。この前、ライヴで会ったんだけど、オレ達のバンドの話をしたら共感してくれた。日本に2ヵ月遊びに来ていて、マンガ喫茶に泊まってるんだって。友達になりたがってる。プラスアルファして楽しんで行きましょう」。受けてhanknが「7月2日に2ndアルバムが発売になります。次はその中からの曲ですよ」と新曲「DIVE」が始まった。ぴょんぴょん飛び跳ねたくなるリズムで、ふと見ればイギリス人達も跳ねていた。続く「NO RAIN NO RAINBOW」は先ほどSABOTENが“嫌がらせ”で演奏しちゃったカバー曲。HIDETAのリードとTAKEのハモを活かしたアレンジでじっくり聴かせてくれた。
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 とにかく次から次へと曲を進めていく。「今日は自分も笑いに来たので、最後までよろしく」とTAKEが言うと、HIDETAが「こないだ名古屋でワンマンやったんだけど、やっぱり今日みたいに友達のバンドとライヴするのは楽しいな」。そんなバンドの気分が会場に伝わって、ますますACBにファミリアーな熱気が広がっていく。HIDETAが「楽しい時間はあっという間」、TAKEが「これからも、AFRICAN MARTENS続けていきます!」と言って始まった「祈りウタ」は曲も歌も演奏も素晴らしかった。

 アンコールの「NEVER MIND」の後、hanknが楽屋で食べていたバナナの残りをオーディエンスに配って【AFRICAN MARTENS】が終わった。その熱くてほのぼのしたラストシーンが、この夜のイベントを象徴しているようだった。
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 ●取材・文/平山雄一、撮影:MAIMI KANEDA

⇒SABOTEN オフィシャルサイト
⇒SHACHI オフィシャルサイト
by ex_musicmall | 2010-11-30 01:21 | ライヴレポート
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