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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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くるり〈2007/09/19掲載〉
2007/09/04@中野サンプラザ
【くるりホールツアー2007「ふれあいコンサート」】


音で何を伝えるのか、くるりは非常に明確なビジョンを持っている

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 岸田繁のアイデアは秀逸だ。くるりはアルバム『ワルツを踊れ』をウィーンで録音。弦楽器が大きくフィーチャ-されていたから、"ツアーに出るにあたってはストリングスを連れて行くのだろう"というのが大方の予想だった。が、ツアー直前の7月2日にZepp Tokyoにて行なわれたクリエイティブマンのイベントに出演したくるりを観に行って驚いた。ストリングスは、なんとゼロ。代わりに男性2名、女性1名のコーラスが参加。これが決め手となって、『ワルツを踊れ』のニュアンスが見事に再現されていた。"ストリングスの代わりをコーラスで出来るものなのか?"といぶかしく思う人がいるかもしれない。しかし、くるりはそれをやってのけた。簡単に言えば、弦楽器セクションが発していた倍音を、コーラスが担うのである。それと、コーラスの3人が手にするパーカッションが、実に効果的に使われていた。岸田が今回ウィーンまで行った理由の一端が、このライヴに顕われていた。自分達の作ったトラックに弦を乗せたといった単純なものではない。『ワルツを踊れ』を聴いた時に感じた不思議な“クラシック感”の正体が、おぼろげながら分かった気がした。そして、このサンプラザでのフルサイズのライヴを観て、それが確信に変わったのだった。

 開演前のBGMはナシ。SEはアルバムのオープニングと同じ「ハイリゲンシュタッド」。黒の礼服で登場したメンバーに、期待のこもった拍手が贈られる。岸田繁(Vo.&G.)、佐藤征史(B.)、菊地悠也(Dr.)、カーウィン・エリス(Key.&G.)とコーラス3名の計7人。全員が一礼して、演奏が始まった。「ブレーメン」、これもアルバムと同じ曲順だ。 「ブレーメン」というタイトルを聞いて童話「ブレーメンの音楽隊」を思い出す人は多いだろう。おそらく作者の岸田もその一人。彼にとってのクラシックのイメージは“楽隊”だったりする。堅苦しい音楽ではなく、普段着の日常の中にある音楽なのだ。以前、ワールド・ミュージック・ブーム真只中の頃、坂本龍一が「クラシックはヨーロッパの民俗音楽の一つ」と看破したことを思い出す。そこでは弦楽器が偉そうにふんぞり返っているのではなく、拍子木やグロッケンが活躍したりする。例えば「おもちゃのマーチ」のような遊び心に満ちた音楽なのである。もちろんストリングスの美しい倍音もそうした楽しさの中で聴くと、クラシック=オーケストラとばかりは言えないイメージの広がりがある。

 そんな岸田のクラシック観が、いきなり一曲目から炸裂。ステージのコーラス隊に一瞬驚いたオーディエンスも、彼らの発する倍音やパーカッションにアルバムと同質の楽しさと岸田のキラキラした童心を発見して、すぐにライヴ版『ワルツを踊れ』の世界に引き込まれていった。

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 アルバムから3曲演奏した後、「ばらの花」などお馴染みの曲を挟む。心憎い選曲だ。そして再び『ワルツを踊れ』の曲に戻る。圧巻は8曲目「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」だった。岸田の音楽観を反映した挑発的な歌詞に、スリルたっぷりのリズム、メロディの切れ端が絡む。ベース、ドラム、ギターが激しいソロの応酬を展開する。いつもと違うくるりに、客席はじっと聴き入っている。音楽好きのリスナーが、ライヴに聴き入る姿って、すごく感動的だなあ。
 「ありがとうございます。中野と言えば、オタクの街。私のようなオタクは、中野が大好きです。ヒマがあればブロードウェイを練り歩き、何も買わずに帰ってきます。なんかオタクの雰囲気に囲まれると、母の胎内にいるようで……(笑)」。岸田のユーモアたっぷりのMCに、客席が沸く。「ワンダーフォーゲル」や「ロックンロール」など、ヒット曲を立て続けに演奏して、第一部が終了。そう!このツアーは、実は二部構成のライヴなのだ。

 第二部ではまず岸田が指揮棒を振るパフォーマンスからスタート。鳩時計をモチーフにしたループが流れて、ある意味、これもアルバムのクラシック・テイストを代表する演奏だった「恋人の時計」。オーディエンスもバンド編成にすっかり慣れて、じっくり楽しんでいる。この曲では特に照明がきれいだった。岸田のシタールのようなギターで始まる「スラヴ」は、コーラスとカーウィンの弾くバンジョーが大活躍。コーラス隊のパーカッションが楽しさを一層膨らませる。メロディは大らかなカントリー・タッチで、CDで聴いたあの“不思議なクラシック感”の真意に触れた気がした。それぞれの土地に根づいた音楽が、混じり合うことで生まれる温かみ。それがこのライヴの中心を占めている。続く「砂の星」はアルバム『 THE WORLD IS MINE』収録の曲で、以前のナンバーを演奏しても『ワルツを踊れ』で得たアイデアが活かされていて、バンドとしての一貫性を強く感じて心強かった。

 本編ラストはシングル「ジュビリー」。この曲にはブレイクでギターが“チキチキ”と空ピックで刻むフレーズがある。この岸田のプレイが実に彼のクラシック・パーカッションの解釈を表わしていて面白いのだが、"これをライヴでどんな風にやるのか?"が今日の僕の興味の焦点だった。そして、期待以上にブレーキの効いた「チキチキ」が聴けたのだった。

 音で何を伝えるのか、くるりは非常に明確なビジョンを持っている。アンコールで「BLUE LOVER BLUE」を歌って、アルバム『ワルツを踊れ』を全曲演奏。さらにこの編成でデビュー曲「東京」が聴けたので、充分満足したライヴだった。客席にはDr. kyOnさんや湯川潮音さん、LOVEさん(ex.CORE OF SOUL。現ソロ&ドリカム・スペシャル・バックボーカル)の姿も見え、ミュージシャンズ・ミュージシャンでもあるくるりの実力と注目度もうかがえて、素晴らしいライヴだった。

●取材・文/平山雄一

⇒くるり 8thアルバム『魂のゆくえ』インタビュー
⇒くるり オフィシャルサイト
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by ex_musicmall | 2010-11-22 16:34 | ライヴレポート
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