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2.黒い太陽
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4.欲望
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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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BIGMAMA③ 〈2009/11/04掲載〉
BIGMAMA③ 〈2009/11/04掲載〉_e0197970_22174474.jpg

◆聴き手に今作がどう届くのか、非常に興味がある

エキサイト:今回は以前にも増してバラエティさとドラマティックさに富んだ作品になりましたね。
金井:ありがとうございます。自分の中で作詞に関するルール決め以外は、今までと同じような作り方だったんですけどね。アルバムの曲作りを意識し出した春先辺りは、それこそ1st、2ndから遠ざけない、それらを踏まえた上でのサウンド作りが念頭にあって。3rdでいきなりいろいろなことをやっても、それはそれでウソ臭いだろうし。基本、僕が曲を持っていく段階では従来と何も変わっていないんです。みんなの前でアコギに乗せたメロディを歌い、「あとはよろしく」と(笑)。なので、変化が生まれるとしたら、周りのメンバーが色々な音楽を聴き、情報量も増え、選択肢が増えた中からのチョイスに長けていたことに起因している。僕自身は“色々な音楽を聴こう”“聴かなくちゃ”とは思うんですが、けっきょくピンポイントでしか聴きませんからね(苦笑)。
エキサイト:それにしても年に1枚のフルアルバムのペースとは、バンドの調子も非常に良さそうですね。
金井:このタームでのリリースも今年で3年目ですからね。とは言え、1年に15曲近い曲を発表していくこのやり方に、僕的にはかなり限界を感じていて。あまり曲が多いと、向き合うリスナーの1曲に対する愛情も薄くなってしまうかなと思うんです。ライヴでも曲が落ち着かなさそうだし。なので次は一度、そのルーティーンを切ってみようかなと思っています。それらも踏まえ、前2枚を経ての決定打的な3枚目を作りたかったんですよ。
エキサイト:とは言え、今作もリスナーがきっちりと向き合える1曲1曲が収まっていて。しかも、トータル的にも消耗されない作品としてきちんと成立しているじゃないですか。
金井:トータルで考えた時にもきちんと意味のある作品を作りたかったですからね。曲単位でダウンロードが可能な現在に於いて、作品を買う意義を考えていった際、“自分にはこのような方法論が今できる”という提示でもあるんです、今作は。
エキサイト:それはアルバム1枚通して聴くと、より分かる作品になっているということですか?
金井:そうですね。違法も合法も含め、“音楽を聴きたい”という欲求から、それらを利用する人達を僕はそんなに悪い人には思えないんです。だったら“アーティストとして、どうやってその状況とどう向き合うべきか?”って考えた時、“買ってくれた人が、より多い情報量を手にできればいいんだ”っていう結論に行き当たって。そこから曲同士に連動を持たせ、その世界観の上でアルバムを作っていこうとなり、アルバムの中に自分なりのライナーノーツや人物相関図を入れてみたんです。買った人がもっとも得できるものを作ることにより、今の状況に向き合っていこうと。
エキサイト:手元に置いておきたい作品や、“自分のものにしたい”という欲求に応える作品を目指したわけですね。
金井:長く音楽生活を続けていく以上、やはりきちんとCDを買ってもらえるバンドになりたいですからね。なので、聴き手に作品がどう届くのかってことには非常に興味があるんです。

◆気持ち的に今作は、1stシーズンのエンディングって感じ

エキサイト:今回は「Loveescape」や「Where's The Ring?」を始め、今までのBIGMAMAのイメージを超えた曲も多いですね。特に5曲目以降は新機軸的な楽曲が並んだような。
金井:今作における音楽性の幅は、僕以外のメンバーからによるものが大きいんです。各メンバー、この1~2年で色々な音楽を聴き、一線級のバンドさんたちとの共演を経て、音楽性の引き出しも増えましたからね。さっきの「1st、2ndを踏まえての3rd」とは矛盾するけど(苦笑)、あまり今までと同じものを作っても仕方がないという想いが僕にも芽生えたし。
エキサイト:確固たる今までの路線がありつつ、他のメンバーによる多岐に渡った上手いブレンド感が今作の特徴にありそうですもんね。
金井:大げさな話をすると、ヴァイオリンが乗ったバンド・サウンドで、僕が歌詞を書いたら何でもBIGMAMAではありますからね。そこに色々な音楽性がブレンドされ、曖昧になっていくのが逆に今の自分達らしいかなと。
エキサイト:その自由な感じが、今作におけるBIGMAMAに対してのネクストやポテンシャルに繋がっているんでしょう。
金井:じつはこれがBIGMAMAとしての1stアプローチの最後にしようと自分では思っていて。だからこそ、このアルバムで一度決着をつけたかった。それで、1st、2ndに出てきたキャラもちょいちょい入れて、ここまでの自分達をまとめて表わしてみたんです。気持ち的に今作は、1stシーズンのエンディングって感じかな。
エキサイト:では、この次に現われる作品はBIGMAMAの2ndシーズン的な作品になっていくと。
金井:ずっと同じことを演っていても仕方ないですから、もっと変なことも演ってみたいですね(笑)。とは言え、急に打ち込みのバンドに変貌するわけではなく(笑)、もっと自分にできることを自由に、より振り切ったコンセプトの作品を作ったり、連動した世界観の中での自分らしさを表わしたいですね。
エキサイト:今作のアイデアにしても通常のバンドのアルバム3枚分の量ですが、レコーディングも大変だったのでは?
金井:ライヴの合間合間で、曲作りもそれと並行してやっていたので、かなり大変でした。今のバンドの状況や自分のMな性格から(笑)、スケジュールを先に決めて、「今回、これを俺はやるッス」と(笑)。追い込まれると逆に力が発揮できるタイプですからね、僕は(笑)。ただ、録りには多少時間がかかったけど、曲作りはスムーズでしたよ。途中、フェスやライヴも挟まって、内側に向かう作業と外側に吐き出す作業の交互で、一瞬“あれ!? どっちだっけ?”なんて時もあったけど(笑)。曲を作る時はすごくインにこもるタイプですからね、僕は。それと正反対にフェスではお客さんの良い顔に救われて。“よし、また戻って、レコーディング頑張ろう!!”と。
エキサイト:今作は疾走感やテンポ・チェンジによるメリハリ付けに頼らないドラマティックさづけの向上も顕著ですね。
金井:そこは“今までの曲に無いものを作ろう”っていう想いと、“今まで作ってきたもの”とのバランスでした。よく3rdアルバムで急に小難しいことを演っちゃう方っていますよね? それだけは避けたくて。そことのバランスに注意しつつ、その二つの上手い着地点を探りながら作っていきました。
エキサイト:今までのシンプルでストレートな部分と、さらなる構築感の融合が今作ではかなり伺えますもんね。しかも、色々なことを演っているわりには、非常に分かりやすいし。
金井:今までの流れから聴いていた人に違和感を与えないところは、常に意識していますね。と言っても、ちょっとした驚きも作品上は絶対に必要だし。なので、違和感の無い程度の斬新さや新しさは意識して作りました。ヴァイオリン×メロディックの1st、自分達のアイデンティティをギラリとさせ、特化したものを表し出した2nd。そして、それらを踏まえ、“もう少し力を抜いて自分達らしく演ろうよ”との3rdなわけで。まぁ、その3rdがすごくポップで、色々なことができたというのも結果的には面白いですけど(笑)。

◆誰かに廻されるより、自分で廻したほうが物語は面白い

エキサイト:歌詞的もかなりレトリックに長けていますよね。コンセプチャルで一つの大きな物語に司られながらも、すごく自由度がある。
金井:みなさん、僕が今回の歌詞を書く際に、すごく考えたり、苦労したような印象を持っていますけど、じつはそんなことはなくて(笑)。自分の中でルールや縛りをつくった分、逆にピンポイント性が生まれたので作りやすかったんです。アルバムのストーリーを担う4曲ほどが先にあって。それをストーリーにヒモづけ、“どういったものを今後書くか”を決め、バンドに落とし込んでいったんです。今のバンドのスタンスやモチベーション的に、先の4曲とは全然違ったサウンドが生まれることは予想できていたので、あとはそこに誰が喜んで、誰が悲しんでいるのかを当てはめていきました。
エキサイト:登場人物を限定しながらも、主人公が入れ替わったり、色々な角度からその物語を映し出したりしていて、興味が尽きませんでした。しかも、最後には大団円のようにすべてのファクターが一つに結びついているし。
金井:コンパクトだったが故に色々な描き方ができたのかなと。あと、同じ場所、同じシチュエーションなんだけど、違った歌を存在させたり、待つ人と、それを迎える人、それぞれの立場からの歌がありますからね。登場人物は全部で3人なんですが、その3人に僕が過去の作品で登場させたものとそれぞれで合わせたりもしている。敢えて時間軸もバラバラなので、“多少聴き手に不親切かな?”と思い、ラストの「Roll It Over」では、曲をもう一度整理できるように、上から順番にキーワードを並べ直しているんです。
エキサイト:タイトルは『それでも地球は廻る』とでも訳せますが?
金井:まっ、語呂です(笑)。これが地球じゃなくて、世界や人間との付き合い方でもいいんですが、「誰かに廻されるより、自分で廻したほうが面白い」との意味合いでつけました。手の平で転がされるのが好きなM体質の自分が言うのもなんですが(笑)、とにかく自分を中心に物事が転換していると思ったほうが絶対に良いだろうと。
エキサイト:では最後に、今作の聴きどころを教えて下さい。
金井:買ってほしいです。それだけ聞くと非常にいやらしいんですが(笑)、このインタヴューを踏まえてもらえば、その辺りも理解してもらえるだろうと。買った人がもっとも得できる作品なので、ぜひ買って聴いてください。まっ、これでも満足できないのであれば、仕方がない……。次の作品でさらに頑張ります!(笑)

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by ex_musicmall | 2010-10-20 22:18 | インタビュー
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