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2.黒い太陽
3.タイニー・パンク
4.欲望
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<Podcastインタビュー>
平山雄一の「ライヴハウス虎の穴」

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sleepy.ab② 〈2008/02/06掲載〉
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◆sleepy.ab その胎動と始動まで

エキサイト:今年で結成10年ということですが、どんな風にしてこのメンバーが集まったんですか?
成山:札幌の音楽専門学校に、それぞれが北海道の各地から来ていて。僕は根室から。
山内:函館からです。
田中:僕は岩見沢。
津波:恵庭です。
エキサイト:じゃ、その学校以前には、誰も出会ってなかったと。.
田中:というか、学校に入ってからも付き合いがあんまりなくて。同級生だけど話したことも無かった。
成山:でも、それぞれキャラが違っていて、“面白そうなヤツがいるな…”とは思ってたんだけどね。たとえば山内なんかは、「下手だけど、面白いギター弾くな」と思ってた(笑)。で、卒業してからバンドを演ることになって。
田中:僕はギタリストだったんですよ。ベースがいないから、山内がベースを演ることになって。
津波:その時、僕は山内とジャズ・ファンク系のバンドをやっていて、山内はそこでベースを弾いていたんです。
田中:で、一回ライヴを演ってみたら、山内があまりにもツマんなそうだった。だって、リハーサルとか寝転がってベース弾いてるんだもん(笑)。
津波:ジャズ・ファンクだとベースが活躍するけど、sleepy.abだと大人しくルートを弾いてるしかないし。
田中:「じゃ、代わってあげるよ」って。
成山:sleepy.abのベースって、縁の下の力持ちだから。それで二人のパートをスイッチしたら、山内のギターも田中のベースもピタッと収まった。
エキサイト:そこから快進撃が始まるわけだ。
成山:いや、全然(笑)。だって、それから4年間、オリジナルは「PAIN」って曲しかなくて。これは俺の自己紹介的な曲で、学校時代からアコギで一人で歌っていたもので。みんながそこに自分のパートを付けて、それしか練習してなかった。とにかくみんな、卒業しても一人になりたくなかったんですよね。なので、週一回集まって練習したり、サッカーやったり。で、カメレオン・レーベルからアルバムを出すことになった辺りから、ようやく曲作りが始まったと。
エキサイト:ちなみに、その記念すべきスタートの曲は?
成山:1stアルバムに入っている「Scene」ですね。
山内 :いつものたまり場でゲームして遊んでたら、朝方に成山が「これ聴いてみて」って突然アコギで歌い出した。その時、“この曲、好きかも…”と思って、バンドでレコーディングすることになったんです。最初は“良い歌だな…”とだけ思っていて。演っていくうちにどんどん変化していく。例えば、ロックっぽくなってきたりと、原型が枝分かれして、いろんな風に変化していく。“そんなことってあるんだな…”とつくづく思いましたね。そんな経験、初めてだったんですよ。
成山:この曲にsleepy.abのメロディだったり、激しさだったり、エフェクティブな面だったりが全て入ってますからね。
エキサイト:"バンドで作り上げた!!"って実感が、初めて芽生えた曲だったんだね。
成山:そうですね。最終的には「Scene」は俺の曲じゃなく、メンバーが個性を見せる曲になりましたから。

◆自分達が心を開いたことによって、お客さんも聴いてくれた

エキサイト:その後は?
田中:初期の頃はライヴが嫌だった。下手だったし、人前に出る自信もなかったし。曲も自分達に向かってるものも多くて。お客さんを意識していなかったんですよね。それが3rdアルバムに入っている「メロディ」って曲が出来て、また変わった。
エキサイト:では、2ndでは特に変化も無かったと?
成山:2ndアルバムの『traveling fair』は、内にこもったアルバムだけど、自分では良い作品だと思ってた。だけど、セールス的にあまり良くなかったみたいで。それがショックで。「どうやったら自分達の音楽が人に伝わるか?」っていう4人での話し合いも多くなったし。そのうちにリズム・セクションからもアレンジのアイデアが出て来るようになって。
エキサイト:で、「メロディ」につながると。.
成山:はい。自分でも恥ずかしいくらい内面を出した曲でしたね、あれは。
津波:メンバーが言うのも変ですけど、それまでの曲って、何が言いたいのか分からないものもあった。だから成山がこの曲を持って来た時は嬉しかったですね。
成山:(笑)。人から見たら大したことないのかもしれないけど、自分達が心を開いたことによって、お客さんも聴いてくれて。お客さんに自分達を変えてもらったような感覚でしたからね。
田中:歌詞のイメージも広げやすかったし。
山内 :僕は歌詞というより、メロディを聴いて、イメージを広げて弾いていくほうだけど。成山が曲を持ってくると、みんなが勝手なイメージでアンサンブルしていって、曲が出来上がっていく。でも、必ずしもメンバーのイメージが統一されてるわけじゃないというか。
エキサイト:不思議な作り方だね。ちなみに「なんとなく」って曲の場合は?
成山:山内が考えたギターを聴いて、「宇宙っぽいね。SFだ」と言ったら……。
山内 :オレは「田舎の田んぼ道をイメージしたんだけどなあ」って。
津波:オレも田んぼ道を思った。
田中:オレは宇宙。
エキサイト:アハハ、ほんとにバラバラだ。だけど、それってsleepy.abの音を聴いたお客さんの反応と似ているかも。幻想的であり、牧歌的でもあり、ある種、北海道のイメージと近い。
田中:そうかも(笑)。
みんなにsleepy.abの成長した姿を聴いて欲しい
エキサイト:今、話に出た、それらの曲達も収録されている『archive』は、メンバー一人一人にとって、どんなアルバムですか?
田中:1~2枚目の曲を録り直して気づいたのは、その頃ってsleepy.ab の世界を理解するのが難しくて悩んでいたのが、最近になって自分の思うことが出せるようになったってことで。だから今回、録り直せるのが嬉しかったし、みんなにsleepy.abの成長した姿を聴いてほしいですね。
成山:俺も録り直したかった。というのは、前とリズムの概念が自分の中で変わってきたから。歌詞とリズムの連動性を意識して、ヴォーカルが変わってきたと思う。緊張感を持って演れたし。
津波:今回の新曲はそれぞれ今のsleepy.abが出ている。「ねむろ」はこれまでのsleepy.abの集大成だし、「雪中花」は新しいアプローチをしていて、これからのsleepy.abが出せたなって。
山内 :ライヴをずっと演りながら変化していった「inside」を、ライヴの姿で録り直せたのが良かったな。僕はよくメンバーに黙ってフレーズを変えちゃったりするんだけど、改めて“それでいいんだ!!”と思えたから。
成山:同じギター・ソロを聴いたことないし。
津波:勝手に変えるから、“間違っちゃったのかな?”と思うことがよくある(笑)。
山内:自分にとってもお客さんにとっても一回一回のライヴは特別なものだと思うから、その時演りたいことを演りたい。自分の思い出に残したいし。
成山:自分の思い出作りのためにやるな!!(笑)
エキサイト:アハハハ。では、今度の春のツア-はどんな感じになりそうですか?
成山:昔は対バンとか場所によって変えていたところもあったけど、今は最終的に俺達の世界を出せるようになってますからね。
田中:今回は長崎とか初めての場所にも行くし、ワンマンも3ヵ所演りますからね。自信もついてきたので、非常に楽しみで。ぜひsleepy.abを観に来て下さい。

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by ex_musicmall | 2010-09-14 22:41 | インタビュー
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